第7回お外でお菓子

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■アイスクリームサーバー
大きなカップのアイスクリームを取り分けるのに使う道具ですが、今回はかぼちゃの中身をくり抜く時に使いました。ケーキピアで使った物は「無印良品」のアイスクリームサーバーです。かなり頑丈で固いかぼちゃもラクラクくり抜けました。

■くり抜き器
フルーツをまるくボール状にくり抜く時に使う道具ですが、かぼちゃの細かいところのくり抜きにも便利です。

■彫刻刀
ナイフでは切りにくい、顔の細かい場所の切り抜きはこれが使いやすかったです。

■ナイフ
かぼちゃの頭の部分を切り取る時に使ったり、顔のくり抜きにも使いました。

今回のお外でお菓子のテーマは､アートなお菓子｡キャンプをしながら芸術の秋を楽しもうという企画です｡

そろそろ紅葉が始まってきた箱根・芦ノ湖畔で早速キャンプ開始｡かぼちゃを題材にして､お化けのランタンとパンプキンパイを作りました。もうすぐ始まるハロウィーンにちなんだお菓子作りです。大自然を前に心はウキウキ、お菓子作りに張り切り過ぎて､時が過ぎるのも忘れがち。お菓子ができたころには、夜が更けていました。でもキャンプの夜はジャック・オ・ランタンの明かりで幻想的なムードに包まれながら、ワイワイガヤガヤ、おいしく焼けたパンプキンパイで締めくくりました。秋のキャンプにふさわしいお菓子にみんな大満足でした。

■ハロウィーンの由来
10月31日の夜に行われる西洋の祭り。万聖節（11月1日・ALL HALLOWS DAY）の前夜祭。紀元前5世紀頃、古代のケルトでは、ハロウィーンは1年の終わりの夜、大晦日にあたります。新しい年とこれからやってくる冬を迎える祭りで、この日の夜には死者の魂が家に帰ると信じられていました。

HALLOWは、アングロ・サクソンの言葉で「聖徒SAINT」を意味し、「万聖節前夜祭ALL HALLOWS EVE」が縮小されて、「HALLOWEEN」になったとされています。

■ジャック・オ・ランタンの意味
多くの言い伝えによれば、ジャックと呼ばれる酒癖が悪く、意地の悪い男がいました。その男が死んだ後、生前の悪事のために、天国にも地獄にも行けず、罪をつぐなうなめに明かりをともしたちょうちんを持たされ、この世とあの世の暗い道をいつまでもさまよい続けると言う話から「ジャック・オ・ランタン」（JACK-O'-LANTERN）と呼ばれるようになったと言われています。

■何故かぼちゃ?
現在のアメリカでは、かぶの代わりにかぼちゃが使われています。元々ケルトの地であったイギリスやアイルランドではかぶ等でちょうちんを作っていましたが、アメリカにその文化が渡ってからかぶよりも秋の収穫のシンボルであり、中身をくり抜きやすく、丈夫で、日持ちがするかぼちゃを使うようになりました。かぼちゃに恐ろしい顔を彫り込み、その中にキャンドルを入れて家の前に置くと、悪い霊を脅かし、追い払ってくれると信じられています。

■子供のおねだり
お化けに仮装した子供たちが街を練り歩き、「TRICK OR TREAT!」（いたずらか、ごちそうか/お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ！）と言ってお菓子をねだるのは、死霊の魂を昇天させるためにお供えをし、祭り用のお菓子をもらって歩いた9世紀頃のキリスト教徒たちの様子をまねたものであるとされています。

現在では、思い思いの仮装に身を包んだ子供が近所の家に「TRICK OR TREAT!」と言ってキャンディやクッキーなどのお菓子をもらいに行ったり、仮装パーティでにぎやかに過ごしたりするイベントになっています。

■お化けの衣装
ハロウィーンは、あの世から悪魔がやってきて人間の魂を取って、連れて行ってしまうと言い伝えられています。そこで人々は魔女や悪魔に仮装して悪魔から逃れようとしました。お化けの格好をしていれば、仲間と思いこんでしまうと言うわけです。

また、現世にやってきた悪魔を怖がらせて追い払うためとも言われています。現在アメリカやカナダでは、仮装はさまざまに発展し、子供だけではなく、大人も楽しめる仮装パーティやコンペティションなどのイベントとして各地で開催されています。