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さて、マクロビオティックにおけるお菓子、デザートの考え方についてふれると、一番の特徴は白砂糖やグラニュー糖、黒砂糖などを使わないこと。「砂糖」についてさらに詳しく説明すると、糖にはいくつか種類があり、白砂糖やグラニュー糖、三温糖などは二糖類、米などから作られる米飴などは多糖類と呼ばれます。多糖類は分子構造上、消化されるのにゆっくり時間をかけ、消化吸収されるため、急激な血糖の上昇はありません。一方、白砂糖など二糖類は小さな分子構造のため、吸収も早く、血糖値の上昇も急激に上がります。血糖が上がれば膵臓からインスリンが分泌され、血糖値は下がりますが、低血糖になるとイライラして怒りっぽくなったり、落ち着きがなくなったり、血流も悪くなります。 |
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マクロビオティックでお菓子を作るときには、甘みとして天然素材のメープルシロップや甜菜糖、米飴、玄米水飴、ドライフルーツ、玄米甘酒、リンゴジュースなどを用い、粉類はなるべく、全粒粉や国産の小麦粉を用います。またその他の材料として、動物性食品にかわるものとして、豆乳や豆腐、寒天、葛粉、ベーキングパウダーはアルミニウムフリーのもの、塩は天然塩を使います。 |
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いままで、市販のケーキになれている方も一度マクロビオティックのお菓子を口にしてみると自然の甘みが伝わり、体への負担が軽いことを実感できると確信しています。 |
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朝倉 美千代 |
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