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HOME(トップページ) > Life@Chef(鎧塚 俊彦シェフ) > 帰国後〜現在と今後
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鎧塚シェフの手
こだわりのお菓子を作り出す
鎧塚シェフの手

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帰国後〜現在と今後

「それで去年の8月帰国して参りました。帰国してまず、行くときにお世話になった方にちょっとご挨拶を、と東京に出てきまして、ビゴ東京の藤森社長のほうに伺ったところ、もう一気にですね、『ちょっと手伝ってくれないか』『じゃあ手伝いさせて頂きます』というようなかたちで、何かこう嵐の中に巻き込まれたと言いますか、一気にバタバタとあわただしくなってきまして。本当に藤森社長にはいろいろな面で教えていただき、また、チャンスもつかんできてくださいまして、いろいろな方のお世話になりながら、今のような状況になっているんですけれども。
まず藤森社長のほうから、『独立を考えているならば、それを最初から見据えて行動してった方がいいじゃないか』ということで、ビゴ東京のアドバイザーをさせてもらいながら“Toshi Yoroizuka"というブランドを作りまして、百貨店展開させていただきました。最初は家もないような状況で、まあ今でもないんですが、百貨店でパティスリーのイベントがあったら、そこでToshi Yoroizukaブランドのケーキを並べさせてもらって、終わったらまたそれを撤収して、というようなかたちで、なんかお祭りごとに現れるテキ屋さんのような生活だったんですけど(笑)、それはそれで自分の性格に非常に合っていたものですから、そういったかたちで展開してきました。今もToshi Yoroizukaブランドをさせてもらいながら、ビゴ東京の顧問や、他にも顧問をさせていただいているんですけど、近々Toshi Yoroizukaという会社組織を作りまして、いよいよオープンに向けて動いていこうと思います。
今までいろいろな人からチャンスを作ってもらって、精一杯やれることをやるだけ、という感じで突っ走ってきたんですが、その方向性というか、レールをいろんな皆さんが引いてくださったおかげで、向こうで修行してきた成果といったものを全力で出すことができた、そういう環境を作ってもらえたことは本当に今感謝しています」

「これからToshi Yoroizukaというブランドで、僕は、変わったものとか、どこにもないものを作っていこうという気は、実はあまりないんです。おいしいものを作っていきたい、素材の味を出来るだけ活かして、いい素材を使って、おいしいものを作っていきたい。
向こうで鍛えてきたこの舌を曲げて、例えば7年半なじんできたヨーロッパの人と日本の人の味覚は違うから・・・これは、今考えることではなく、うまくいかなくなった時、どうしてもやっていけなくなった時に考えていかないといけない問題だと思うんですね。ですから今は、せっかくやってきた自分の信じる味、自分の舌を信じて作っていきたいと思います。
今いろいろな方から応援していただいています。中にはちょっと違うんじゃないかと言われる方もいらっしゃるかもしれませんけど、そういった方の意見にも真剣に耳を傾けて、すべて自分の中で消化して今後もやっていきたいと思っています」

「来年に向けて出店の準備を考えているんですけれども、僕は五感でおいしいと感じてもらえる店、五感どころか六感、まあ六感というのはどんな物か分からないんですが、例えば雰囲気とか、そういうことすべてを含めておいしいなと感じてもらえる店作りをしていきたいと思います。ですから食べる前から、『おいしいぞおいしいぞ』と思っていただいて、食べて『ああやっぱりおいしい』。
特にカフェなんかをやる場合は、おいしければいいというものじゃないと思うんですね。そこで過ごしていただける1時間なり1時間半、この空気・空間・時間ををすべて満足していただいて、初めてカフェだと思うんです。そういった意味で、本当に満足してもらえる店作り、人作り、そしてもちろんお菓子作りですね、そういったものをぜひ心がけてやっていきたいと思っています」

 

若い人にメッセージを
「自分の好きなことを職業に持っているというのは、本当に幸せなことだと思うんですよ。今37歳ですけど、今でもお菓子を作ることが好きですし、お菓子を食べることが大好きです。ですから、お菓子が好きな人は、躊躇なくお菓子の世界に飛び込んで、全力でやってもらいたいと思います」
「最近の若い人は無気力だなんだと言う人がいるかもしれませんが、僕は全然そんなことはないと思っています。ただし方向性に少し自信を失っているんじゃないかな、と思うことはあります。ですから燃えたくても燃えない、くすぶっているような状態。自分で自分をもっとあおって、メラメラメラと燃えてほしいと思います。
一生懸命がんばって目標を達成出来ない自分が怖くて、不完全燃焼になっている人も多いと思います。そうではなくて、燃焼してください。結果を恐れずにがんばってほしいと思います。そうすれば必ず結果は出ると信じています」
「一生懸命野球に打ち込んでいる人が、がんばれば必ずイチローになれる、松井になれるかというと、残念ながらこれはいえないと思います。かわいそうだなとは思いますが。ところがお菓子の世界というのは、必ずなれると信じています。ただ、例えばテレビや雑誌にしょっちゅう出ている人だけがいいパティシエかというと、全然そんなことはないですから。それはその人が何を目指すかによると思います。ですから人によっていいパティシエ像は違うと思います。自分の目指すパティシエ像というのをしっかり頭に刻み込んで、それに向かって一生懸命努力すれば、必ず報われる職業だと思います。そういった職業に就いている自分を本当に幸せだと思いますし、そういう思いで今後もやっていきたいと思います。ですから若い方も自信を持ってやっていってほしいと思います」

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