『生菓子でちょっと豪華なデザート！』

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今年は「ハンドメイドでクリスマスを盛り上げよう！」をテーマに、数回にわたって特集企画をお届けしてきました。今回は、シリーズ最終企画として、簡単レシピであっ！と驚くクリスマスを提案、楽しくてゴージャスなデザートを紹介します。その第3回目は、「生菓子でちょっと豪華なデザート」です。おなじみのワールド・トラディショナル・レシピから簡単焼き菓子を取り上げ、誰もが一度は挑戦してみたい楽しいお菓子作りをお届けします。

生菓子はごく一般的にいえば、ショーケースに入っているお菓子です。ムースやババロア、プリン、モンブラン、シュー、そしてショートケーキなどもこの分野です。生菓子も焼き菓子同様、エリアは相当に広い範囲に及びますが、今回は、デザート作りを主眼にいくつかのレシピを選びました。パンナ・コッタ、ムース・グラッセ・オ・フレーズ、ホーニッヒ・アイス、クレープ・ブール・エ・シュクルの4点です。これらを皿に盛り合わせてクリスマスらしいデコレーションデザートを作ります。

ところで、皿盛りに欠かせないのが、ソースです。ソースは、カスタード系、生クリーム系、フルーツ系と専門的にいくつかに分類されますが、ここではカスタードソース、生クリームソースを中心にジャムなどをゆるめたフルーツソースを使用します。皿にソースを添えるだけで、センスある一品に変身します。また、盛りつけの基本は、中心となるお菓子から順に盛りつけます。まずお菓子の位置を決めて皿に盛りつけ、他のお菓子やソース、ハーブ、デコレーションパウダーやパーツなどを順に添えていきます。今年のクリスマスは、いつもとは違ったシーンを演出した、デザートのあるクリスマスはいかがでしょうか。ちょっと贅沢なデザートでクリスマスを楽しんでください。
なお、簡単レシピは、上記の通り4点ですが、別のレシピを代用しても結構です。

簡単レシピ（ワールド・トラディショナル・レシピ）は、パンナ・コッタ、ムース・グラッセ・オ・フレーズ、ホーニッヒ・アイス、クレープ・ブール・エ・シュクルの4点です。クレープ以外は、冷蔵庫で冷やしたり、固めたりする生地です。レシピは同じような生地ならどれでも応用可能なので、お好きなレシピで作ってください。ただ、パンナ・コッタなどのゼラチンを使って固めるムースやババロアは、基本的にトラディショナル・ワールド・レシピにはあまりありませんので、注意してください。これまでの基本ムースやババロアは、冷やすだけで固めるレシピを中心に取り上げているためです。近い将来は、ムースやババロアにゼラチンを添加して作るトラディショナル・ワールド・レシピを紹介します。

■豪華なクリスマスのデザート
『盛りつけについて』
デザートの盛りつけのポイントです。アイスなどの生地は一度に作り置きし、冷蔵庫（冷凍庫）で保存しておきます。全ての生地ができてから、食べる直前に皿に盛りつけます。盛りつけのデザインや順番を整理するため、あらかじめ練習しておくと盛りつけも楽になります。皿の扱いの基本は、温かいデザートを盛るときは温かく、逆に冷たいものは冷たくします。
『ソースについて』
ソースは、カスタード、生クリーム、ジャムを用意しておくと便利です。この3つはほとんどのものと組み合わせることができる万能なソースです。また、カスタードや生クリームは応用もきき、チョコレートやコーヒー、カラメル、フルーツを混ぜ込めば、簡単にバリエーションを増やすことができます。また、ソースも、温かいものは温かく、冷たいのものは冷たくして出すのが基本ですが、お菓子の世界には熱いものに冷たいものを添えて食べることがあります。例えば、カスタードを熱いうちにかけるだけで冷たいデザートに複雑な感覚を与えます。一度試してみてください。